クライミングコラム

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5月連休、広島、九州ツアー 4月28日〜5月5日

2年ぶりのクライミングツアーだ。ハイエースにクライミング用具、キャンプ道具、調理器具などを満載し、お昼ごろ鶴見を出発して東名から新名神〜山陽自動車道へ。ほとんどの区間JUNが運転したが、太陽が沈み暗くなるとビールの缶を開けるため、運転を私に交代する。夜のうちに広島までと考えていたのだが、福山IC付近の事故で大渋滞。夜中の12時に挫折して途中のSAにて車中泊となる。

三倉岳翌朝9時、前夜の新幹線で広島まで来ていたイクミ(Iku)と山本(Syuu)さんを廿日市駅にてピックアップ。三倉岳へ向かう。 私は以前来たことがあるがJUNは初めて。1日だけなのでルートがそろっている源助崩れへ。 岩場は誰もいなくて静か。駐車場から聞こえる笛の音が響いてくる。
きょうはやさしいルートを登り、昨日のロングドライブで懲り固まった身体をほぐす事にする。 しかし5.9のルートをみんな大苦戦!特に「クラックルート」は上部のスクイズチムニーがこなせない。 こういうクライミングってあんまり普段やっていないんだよね。。 私にはフィストもヒール&トウもばっちり効くから、なんてことのないルートなんだけどなぁ。。 午後からは裏に廻ってイレブンをトップロープでトライするも撃沈。まったくム―ブができませんでした。。
クラックの縁がしっかりしているクラックに比べ、溝状のグルーブクラックはジャムが決め辛く難しい。パーミングの観音開きになって動けなくなるパターンが多いように思う。ここは力でレイバックで、と思っても抑えきれない。以前来た時にやった隣のイレブンも敗退しているし、やっぱりトラディッショナルなクラックルートは侮れないぞ。鍛えなおしてこい!と岩に跳ね返された1日でした。。

夕方降りてきたらうっかりして駐車場のゲートが閉まる時間を過ぎてしまっていた。地元の方のご協力もあり苦肉の策で脱出!初めてのところは気をつけないとね。ちゃんと注意書きを読みなさい!
ここのキャンプ場はトイレ、炊事場完備。テント場もしっかり区画されていて平地で快適。しかも無料だなんて感激です。いつかまた寄りたい場所ですね。。

4月30日は九州に移動。宮崎県の比叡山を目指す。昔は高速がなくてずいぶん遠く感じたが、今回は分岐で一度渋滞はあったものの意外と早く熊本ICを通過。 途中の道の駅にて休憩。そこで初めてカラシ蓮根を試食する。思ったより辛くなくて私でも食べられそう。しかも美味しい!!
今晩のつまみ用にIkuが丸ごと1っこ買ってくれる。私も馬刺しの燻製を購入する。
阿蘇を過ぎて高千穂でスーパーを見つけお買いもの。この「スーパーAZURO」は凄い!ハマチやカツオ等が1本で売っているし値段もすごく安い。肉も和牛、豚、鳥、なんでも美味しそう。
いろいろ迷って今夜の夕食は寿司と刺身になった。これも横浜のスーパーに比べたら半額以下。老後は九州でという人のきもちがわかるなぁ・・

高千穂峡ナビに比叡山と入力し山道に入る。比叡山まではそれほど遠く感じなかったが、さらに山道をくだり渓谷沿いに走る。 すぐだと思っていたキャンプ場はなかなか現れなくてIkuは気分が悪くなってしまった。 目的の鹿川(ししがわ)キャンプ場に着いたのは夕方。遠かった〜。雨も降ってきていたのでテントを張るのはどうかな―と思い、 キャンプ場のおばさんにロッジの空きがないかと聞いてみることに。 予約もしていないので断られるかと思ったが、親切に対応してくれて空いているキャビンを貸してくれた。
これがまたすごく快適なロッジで、和室6畳にキッチン、ウォシュレット付トイレ、暖かいシャワー、4畳半の板の間には2段ベッド。 冷蔵庫に電子レンジ、コンロもある。さらに寝具が6人分ついて9,000円!!! 考えられない安さだ。 あまりの快適さに、その日1人で飛行機に乗ってきて夜遅く合流したKikuちゃん含め5人はここに3泊することになった。

翌日は朝から雨・・部屋でヨガをやり、あとはうだうだと時間をつぶす。 しかし一日中部屋の中にいてやることがないとお酒を飲みすぎてしまうので、観光に出ることに・・
日本一高い橋という青雲橋を見てから、有名な観光地の高千穂峡と天岩戸神社を廻る。 ここでは幸いにも雨が降っていなくて、あちこちと歩き回りお昼は生ビールと鳥の丸焼きを食べる。これはなかなか美味かった。 帰りにはまたお気に入りになったスーパーAZUROで食材を調達。今夜は高千穂牛!!安いからと沢山買ったので、しばらくは「もういらない」と思うほど食べた!
牛肉を食べる習慣がないからなのか、肉の脂に弱いのかみんなに比べて量は食べれなかったのだが気持は満腹。。ご馳走様でした〜 疲れたのか早めにお布団へ。。みんなは遅くまで宴会だったようです・・

雌鉾岳5月2日(月)は快晴。早起きして雌鉾岳へ。昨日JUNとSyuuさんが下見に行ってきて凄いスラブだときいていたが、本当にデカイ。ヨセミテのエプロンみたいだ。 IkuとKikuはメインの美しいトラバースルートへ。JUNと私とSyuuさんはカメレオンルートを選ぶ。 リードはJUN。久しぶりのスラブクライミングだが軽快に登って行く。昔のグランドアップで開拓されたルートなのでグレードはやさしいがプロテクションが少なく、 精神的には厳しい。苔が多くラインどりが難しい上ボルトも錆びて岩と同化し見つけずらい。あまり登られていないのだろう。 しかし、これだけ大きな岩なのでルート開拓も大変だったろうと昔のクライマーの人たちの熱意に敬意を評しながら登った。

この岩場が、私の住んでいる家の近くにあったら毎週通ってもいいなぁ。。とっても気持ちのいいところだ。マルチピッチは楽しい♪ そして、まだまだ登られていない岩がたくさんある。老後は九州でクライミング三昧の生活したいなぁ。物価も安いしね!

5月3日(火)今にも雨が降り出しそうなお天気。今回のツアーは天気が一日おきに悪いパターンになってしまった。 雨が降るのは3時ごろから、という天気予報を信じて比叡山へ。連休だけあって数パーティーのクライマーがルートに取り付いている。 ニードルの左岩稜には上部にワンパーティーのみ。早々に用意をして登りだす。JUN,Syuuさん,私の順に登るが1ピッチ目で早くも雨が降り出した。
何とか持ってくれないかと淡い期待のなか2ピッチ目をつるべで私がリードするが、3人が終了点に着いた時にはかなりの雨になってしまった。 仕方なく敗退・・・午前中くらいなんとかなると思っていたが、11時で終了となってしまった。 でもとても面白いルートだったので、次回来た時には是非登りたいな!!
このエリアはグレードがデシマルではなく、UIAAグレード表記になっている。なんか懐かしい感じだった。車から降りて15分位のアプローチで こんないいクラックルートがあるなんて羨ましい。JUNが昔から来てみたいと言っていた訳がわかった気がした。

車に乗り午後は移動。明日の目的地日向神に向かう。阿蘇の山はガスに包まれて、行っても何も見えないだろうから止めにし、 代わりに阿蘇ファームランドに行ってみる。雨のせいか入場者が多く混んでいた。ソフトクリームとパンを食べて早々に引き揚げる。
雨の中3時間のドライブで八女市黒木町へ。調べていたキャンプ場を探すが見つからずうろうろする。電話をかけてみると現在はやっていないとの返答。 仕方なく、とりあえず日向神へ行くことにする。しかし日向神のキャンプ場も閉鎖していて使えない状態。
少し前にSyuuさんが携帯で検索してくれたキャンプ場に行くことにする。これが正解。整備された広い芝生にテントを張らせてもらう。 本来は林間広場として子供たちの遊び場になっているようだが、キャンプサイトがいっぱいなのでそこも解放してくれたようだ。 広い敷地で子供たちが遊ぶのを見ながらタ―プを張り椅子を出してくつろぐ。雨がやみ気持ちのいい夕方の時間、なんだかやっと落ち着いた時間が持てたように思った。

日向神5月4日(水)晴れ 日向神 弁財天岩サンセットエリアへ
パーキングに車を止めた途端、JUNがお昼ごはんを忘れたと言って私たちを残してキャンプ場へUターン。前日の雨で濡れてしまったギア類を広げ日向ぼっこする。 今日は本当にいい天気だ。こうしてクライミングの前にうだうだするのってなんだか楽しい。懐かしい昔を思い出してしまう。
そのうち何台か車が入ってきたがクライマーらしい人は少なかった。シートを広げストレッチをする。
そうこうするうち、別行動だったIkuとKikuも到着し、しばしおしゃべりをして待つ。9時半、JUNが戻ってきて速攻で岩場へ。 トンネルをくぐって岩場まで少し登る。下から見たより綺麗な岩場だ。ルートだけでなく足場もしっかり整備されている。 関西方面から来ていた方に挨拶し、やさしいルートから取り付く。やっぱりボルトルートというのは気が楽だ。ナチュプロやマルチピッチルートとは緊張感が全く違う。
九州最後のクライミングは思い切りスポーツルートを楽しむことができた。ルートの質も良かったし岩の掃除もしっかりされていて快適なクライミングができ、 みんな大満足の1日でした。
お昼ごろに懐かしい顔が現れる。ずいぶん久しぶりに合うのにずっと一緒にいたような雰囲気の持ち主、藤原さん。元気そうな四角い顔がみれて嬉しかったです。。

SyuuさんもKikuちゃんもいいクライミングしてたなー。うん、二人ともすごく上手くなってるし、いいクライマーに育ってる。なんだか嬉しい。 Ikuもマルチでは張り切って登っていたし、今回みんなで来て楽しかった。年に1度くらいプライベートで遠出するのもいいね。
時間と状況が許せば毎年どこかへ行きたいと思う。

夜はツアー最後の宴会。Ikuが買ってきてくれたカラシレンコンと馬刺しをつまみに酒を飲む。 天気さえよければやっぱりキャンプが最高!春のさわやかな風が何よりの記念になる。 お天気には恵まれなかったけど、まぁこのくらいがちょうどいいのかもね。どうせ毎日は登れないし。
九州ツアー、是非いつかまた来たいなぁ・・

データ
高速料金  横浜〜広島 2.600円、広島〜隈本 1.000円、広川〜静岡 2.300円

泊ったキャンプ場
・広島三倉キャンプ場、無料
・比叡山、鹿川キャンプ場ロッジ 1泊 9.000円
・日向神、グリーンパル日向神峡 1張 2.940円、シャワー100円 

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